今でも手帳関連の本や雑誌が発売されるとつい買ってしまう私ですが、数年前にハマっていたのが中山庸子さんの「夢ノート」シリーズの本でした。
中山庸子さんはたくさんの本を書かれていますが、今回ご紹介する本は初期の作品(を文庫化したもの)です。
1953年、群馬県に生まれる。女子美術大学、セツ・モードセミナー卒。女子高校の美術教師を経て、現在エッセイスト、イラストレーターとして活躍中。自身の体験をまとめた『夢ノート』シリーズで、読者から圧倒的な支持を集める。本書は、その第一作目を文庫化したものである。(著者紹介より抜粋)
この本は「夢ノート」の具体的な作り方についてはサラっとしか触れられていません。詳しく書かれていて過去に読んだものは、確かこちらの本。
古い本ですが(私も古本屋さんで手に入れた気がします…)もっと新しい著書にも詳しく書かれていると思います。書き込み式のノートも発売されていたような…
「夢ノート」とは
中山庸子さんは夢実現のために三冊のノートを作ることを提案しています。
1. スクラップブック:夢の視覚化スクラップブック
2. ルーズリーフ①:夢実現を応援する書き抜き帳
3. ルーズリーフ②:夢ノート
夢ノートはこの中の三冊目のノートのことを特に指すようです。
三冊それぞれの詳しい内容は以下のとおりです。
1.夢の視覚化スクラップブック
→欲しいと思っているものの写真や切り抜きをスクラップ
『信念をつらぬく』(B・スイートランド著)という本のMJITLOAAH(My Journey Into The Land Of Abundance And Happiness)という、頭文字をタイトルにした心はずむ『夢の絵本』づくりが元になっている。
2.夢実現を応援する書き抜き帳
→感動したり、明るい気分になったりする言葉の書き抜き帳にする。
3.夢ノート
→願望や夢を「告白」する。
夢ノートの書き方
夢ノートには「◯◯になりたい」「◯◯が欲しい」「◯◯へ行きたい」など、自分の夢や願望をどんどん書いていきます。
できれば百の大台に乗せるくらいの気持ちで取り組むのが良いとのこと。
一週間ほどたったところで一旦、別のページに分類したものを書き出すとわかりやすいとのこと。本の中で紹介されていた分類は
A:財産、物に関するもの
B:身体、精神に関する物
C:キャリア、仕事に関するもの
D:(仕事以外で)体験したいもの
この四つでした。逆にこの四つの分類を元に、夢を考えていくと書き出しやすいかもしれません。
番外編:当時の中山さんの手帳
この本に中山さんの当時の手帳の使い方が書かれていました。
使用しているのはシステム手帳(おそらくバイブルサイズ)、スケジュールのリフィルはレフト式。
右側のページにやることを書いていき、済んだら丸で囲むそうです。
以前は済んだ項目を塗りつぶしていたそうですが、何が終わったのかわからなくなりパニックに…それからは丸で囲むことにしたそうです(笑)
その日にできなかったことは矢印で翌日へ。
また、左側の時間軸は12時と6時に線を引き、三分割して使用しているそうです。
そのほか、印象に残ったフレーズ
*”うらやましい”の陰には『あなたの夢』が隠されている
*疲れた時のために、気分転換の方法をいくつか用意
*文庫本は手軽な「精神安定剤」
*「自分」を取り戻すコーナー作り
最後に
とにかく、読んでいるとワクワクするのが中山庸子さんの本です。
まだ読んだことのない方は、ぜひぜひ読んでみてください^^
私はどの手帳を夢ノートにするか悩み中です(笑)